村田製作所 プラスチックリサイクルへの取り組み 村田製作所 は製造で使ったPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムのリサイクルを拡大している。2022年から使用済みPETフィルムをPETフィルムに再生する「水平リサイクル」を開始。続いて25年4月、異業種と連携してPETフィルムを飲料容器のペットボトル原料にする資源循環も始めた。産業界にはプラスチック廃棄物の削減が求められており、同社も対応を急ぐ。 PETフィルムは、積層セラミックコンデンサーの製造工程で誘電体シートの成形に使う副資材。村田製作所は22年、素材メーカーと連携し、使用済みPETフィルムから不純物を取り除き、溶かして再びフィルム状に形成して積層セラミックコンデンサー製造に使う水平リサイクルを始めた。業界初の取り組みだ。 もともと使用済みPETフィルムは燃料代替や他の製品材料として活用されてきた。水平リサイクルなら自社で資源を循環利用できる。ただし、熱を加える工程を繰り返すたびに樹脂は劣化するので、再生回数に限界があった。 23年、業界を超えたリサイクル事業を検討していたJEPLAN(川崎市川崎区)と飲料メーカーから「PETフィルムもペットボトルの原料になるのでは」と相談が届いた。JEPLAN子会社のペットリファインテクノロジー(同)は廃ペットボトルを化学分解し、ペットボトルの原料となる再生樹脂を製造する ケミカルリサイクル (CR)を事業化している。樹脂に劣化があってもCRは石油同等の品質まで再生するので、半永久的に使える。
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